コートについて
ここでは、ラケットボールで使用するコートとその特徴について、
説明していきたいと思います。
まず、ラケットボールのコートに引かれている線とエリアについて見ていきましょう。
横に引かれたラインについて
サービスライン
サービスラインは、正面の壁にたいして一番近い位置にあるラインです。
ショートライン
ショートラインは、正面の壁と背面の壁のちょうど中間に引かれているラインです。
サーブしたボールが正面の壁から跳ね返った時に、このラインを越える前に地面でバウンドしてしまってはダメですよ。
レシービングライン
レシービングラインは、背面の壁に一番近い点線で引かれているラインです。
レシーバーがフライ(ボールがバウンドする前)でサーブをリターンする場合には、ボールがレシービングラインを通過するまで、ボールを打ってはいけません。
エリアについてについて
サービスゾーン
上記の画像だと青色で塗りつぶされた箇所ですね。サービスラインとショートラインの間のエリアです。
名前の通りサーブを打つ時には、サービスエリア内にいる必要あります。
また、ボールがサービスゾーン後ろのショートラインを越えるまではサーバーは、サービスエリアを出れません。
セーフティゾーン
上記の画像だと赤色で塗りつぶされた箇所ですね。ショートラインとレシービングラインの間のエリアです。
レシーバーは、サーブで正面の壁から跳ね返ったボールが床でバウンドするまで、セーフティ・ゾーンに入ってはいけませんよ。
縦に引かれた線について
ドライブサーブライン
ドライブサーブラインは縦に引かれた線の内、コート真ん中に近い方の2本の線のことです。
このラインにまつわるルールは少しだけややこしいです。
サーバーが右の壁に近い側でサーブを打った際に、体やラケットの一部がドライブサーブラインを超えた時には、自身の体と壁の間に正面の壁からボールが返ってくるようなサーブを打ってはいけない決まりになっています。左の壁に近い側でサーブを打った時にも、もちろん同じルールが適用されます。
ただ、ドライブサーブラインという名前から想像できる通り、ふわっとしたサーブや横の壁を使ったZサーブを打った時なんかには、このルールは適用されません。
ドライブサーブとは、順回転をかけた地面すれすれで返ってくるようなサーブの事をいいます。下記の動画はあまり良い例ではないかもしれないですが、雰囲気は掴んで貰えるんじゃないでしょうか?
まぁ初心者の内はドライブサーブを打つ事が難しいので、あまり気にしなくても良いかもしれないですね。
(7秒の動画です)
ダブルスパートナーズボックス
これも名前の通り、ダブルスをプレイする際に利用されるラインです。
ダブルスの時に仲間が打って正面の壁から返ってきたボールが、ダブルスパートナーズボックスに立っている時に当たれば、そのサーブはフォルトとして扱われます。
逆にダブルスパートナーズボックス外で当たってしまうと、その時点でサーバーのサーブ権が失われる事になります。