サーブについて
さて、ラケットボールではゲームを始めるにあたり、プレイヤーがサーブを打つ側(サーバー)とサーブを受ける側(レシーバー)に別れることになります。
サーブとは、「ラリーを開始する前の、最初の一打」、と覚えましょう。
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サーブの順番
ラケットボールでは、ゲーム開始時のサーブについてはラケットトスで決める事が多いです。
やり方としては、ラケットヘッドを地面につけて回し、倒れたラケットのグリップエンドマークが上を向いているか、下を向いているかを予想してもらい、相手プレーヤーの予想が当たれば、相手のサーブからとなります。
下の画像はテニスのラケットのグリップエンドですが、この場合は相手のプレーヤーが上を向いている事を予想していれば、相手のサーブからゲームが開始となりますね。
サーブのルール
サーブを打つ時のルールがいくつかあるので紹介します。
・まずはサーブを打つ前と打った後のルールです。
基本的には、サーブ中にはサービスゾーンの中(赤枠で囲っている所)から打つと覚えておきましょう。
逆に言えば、テニスみたく右から打つ、左から打つとかは、考えなくとも大丈夫です!
1.サーブを開始する際にはボールと両足のいずれもショートラインおよびサービスラインの外側に出ていけません。
ただし、ライン上に足がかかっている(踏んでいても)ラインからはみ出していない(ラインの外に出ていない)場合はセーフです。
2.サーブを打った際に足の全てがサービスラインを超えてはいけません。ただし、足の一部がサービスラインにかかっている場合はセーフです。
サービスラインより足が出ていても、少しでも、サービスラインを踏んでいればセーフということです。
3.サーブの動作を開始してからボールがショート・ラインを越えるまで、サーバ
ーはサービス・ゾーン内に居なければいけません。
赤枠で囲っている所がサービスゾーンなのですが、出サービスゾーンの後ろの横線をボールが越えるまでは、サーバーはサービスゾーンからてはいけないという事です。
・次にサーブを打つ際の基本的なルールです。
1.サービスゾーン(赤枠で囲った箇所)でボールをワンバウンドさせてから、正面の壁に向かってボールを打つ!基本的なルールはこれだけです。
ただし、サーブがフォルトとなる(失敗した事となって打ち直しになる)パターンがいくつかあるので、紹介します。
サーブがフォルト(失敗)とみなされるパターン
サーブを失敗してしまった場合には、もう一回だけサーブに挑戦する事ができます。ただし、2回連続で失敗すると、相手にサーブ権が渡ってしまうので、下記の基本的なパターンに注意しましょう!
ショートサーブ:ボールがショートライン(サービスゾーンの後ろの線)を超えなかった場合。
スリー・ウォール・サーブ:ボールが正面の壁に当たった後に、2つ以上の壁(両サイドと背面の壁)に当たってしまった場合。
名前の通り、正面の壁を含めて3回以上壁にボールが当たってしまってはダメと覚えましょう。
シーリング・ボール:正面の壁に当たったボールが、天井に当たってしまった場合。
ロング・サーブ:正面の壁に当たったボールが、地面にバウンドする前に背面の壁に当たってしまった場合。
スクリーン・ボール:サーバーかダブルスのパートナーに近いところをボールが通過して、レシーバー側からの視界を防いでしまった場合。
サーブが一回でサーブ権の交代になるパターン
上記で紹介したフォルトのパターンでは打ち直しが許されましたが、サーブの失敗の中でも、一回でもやったらサーブ権の交代が発生してしまうパターンを紹介します。
ミスド・ボール(ボールの打ち損じ):サーバーがサービスゾーンで一度ボールをバウンドさせて打とうとして空振りをした。あるいはボールが体の一部に当たってしまった場合。
ノン・フロント・サーブ:サーブで打ったボールが一番初めに正面の壁以外に当たってしまった場合。
アウト・オブ・コート・ボール:サーブで打ったボールが地面でバウンドする前にコート外に出てしまった。(観客席など)
これらの失敗をするとサーブを打ち直す事はできず、そのままサーブ権交代となってしまうので、フォルトのパターンよりも気をつけたいところです。
特にノン・フロント・サーブは、サーブで厳しいコースを狙ったりすると初心者の内はやらかしがちなので、注意してくださいね!
レシーブについて
サーブ時にはサーバーはもちろん、レシーバーにも守るべきルールがあるので抑えておきましょう。
1.レシーバーは、サーブで正面の壁から跳ね返ったボールが床にバウンドするまで、セーフティ・ゾーンに入ってはいけません。(サービスゾーンの後ろの線とコート真ん中あたりにある点線の間の事です)
2. フライ(ボールがバウンドする前)でリターンする場合には、ボールがレシービングライン(コート真ん中あたりの点線)を通過するまでボールを打ってはいけません
ただ、ボールを打った後にレシーブしたプレイヤーの体やラケットがレシービングラインを越えて事は問題ありません。
3. レシーバーの体やラケットがショートライン(サービスゾーンの後ろの線)を越えてはいけません。
レシーバーがこれらのルールを守らなかった時には、サーバーのポイントになってしまうので気をつけてくださいね。
サーブはラリーの開始時には必ず行う事になるので、しっかりサーブのルールを把握しておきましょう!